希釈直線性
希釈試験・・・特に血液成分の影響の有無
血清/血漿をアッセイバッファーで倍々希釈して測定し,横軸に希釈度の逆数をとり,縦軸に測定値をとった時(希釈曲線),原点を通る直線となること.
直線にならない場合:まず血液成分の影響を疑い,測定対象物質を含まない血清(フリー血清)で希釈をして希釈曲線を描いてみる.
それでも直線にならないときには,標準曲線を作るための系にフリー血清を加えてみる.
希釈曲線を描く代わりに標準曲線に重ねてみて平行性を確かめる方法もある。(平行性の検討)
[測定値x希釈度]がどの希釈度でも同じになっていなければならない,というのが希釈試験の要求している条件である.