リウマチ因子は慢性関節リウマチ患者血清の70~80 %に認められるIgGのFc部分に対する自己抗体で、病態と密接に関連していると考えられています。ヒトと同様な自己免疫疾患を自然発症する実験動物や人工的に炎症を発症させた実験動物を使用して自己免疫疾患の機序解明と新薬の研究が今日進められております。自然発症する代表的なマウスの系統としてはMRL/lprマウスが多くの実験に使用されています。MRL/lprマウスはリンパ節腫瘍と共に腎炎、血管炎、関節炎をかなり高率に発症するので、ヒト慢性関節リウマチ(RA)のモデルを含むヒトの自己免疫疾患の発生機序を解明する有効なモデルとなっています。MRL/lprマウスの血清中に検出される自己抗体には、IgG型リウマチ因子(RF)、IgM型リウマチ因子(RF)、抗ssDNA抗体、抗dsDNA抗体、抗Sm抗体等があります。
キットの特徴
● 短時間(全反応時間:4時間20分)で測定可能。 |
● 微量な検体で測定可能。 |
● 環境に優しい防腐剤を使用。 |
● 全ての試薬が溶液タイプで即座に使用可能。 |
● 高い再現性。 |
キットの構成
構 成 品 | 状 態 | 容 量 |
(A) 抗原固相化 96 ウェルプレート | 洗浄後使用 | 96 wells(8×12)/1 枚 |
(B) 標準溶液(10 000 mU/mL)※ | 希釈後使用 | 100 μL/1 本 |
(C) 緩衝液 | そのまま使用 | 60 mL/1 本 |
(D) 標識抗体(ペルオキシダーゼ結合抗体) | 希釈後使用 | 20 μL/1 本 |
(E) 発色液(TMB) | そのまま使用 | 12 mL/1 本 |
(F) 反応停止液 ※取扱注意 | そのまま使用 | 12 mL/1 本 |
(G) 濃縮洗浄液(10×) | 希釈後使用 | 100 mL/1 本 |
プレートシール | 3 枚 | |
取扱説明書 | 1 部 |
※ロットにより若干、値が異なります。
マウスの血清・血漿
※検体は付属の緩衝液を用いて測定範囲に入るように希釈してください。
交差性
マウスIgMとの交差性は検出感度以下
15.6~1000 mU/mL(検量線範囲)
精度試験(アッセイ内変動)
平均C.V.値は6.9 %(n=30)
再現性試験(アッセイ間変動)
平均C.V.値は8.7 %(n=30、3日間)
非臨床研究用測定試薬
免疫・アレルギー研究分野
抗核酸抗体
コードNo. | 品名 | 検量線範囲 | 検体量 (希釈検体) |
希望納入価格 (消費税別) |
AKRDD-061 637-02691 |
レビス 抗dsDNA-マウス ELISA Kit | 15.6~1000 mU/mL | 100 μL | 60,000円 |
AKRSD-051 630-02701 |
レビス 抗ssDNA-マウス ELISA Kit | 15.6~1000 mU/mL | 100 μL | 65,000円 |
リウマチ因子
コードNo. | 品名 | 検量線範囲 | 検体量(希釈検体) | 希望納入価格 (消費税別) |
AKRRG-101 633-02671 |
レビス リウマチ因子IgG型-マウス ELISA Kit |
15.6~1000 mU/mL |
100 μL |
65,000円 |
AKRRG-111 630-02681 |
レビス リウマチ因子IgM型-マウス ELISA Kit |
15.6~1000 mU/mL |
100 μL |
65,000円 |