尿中アルブミン 測定キット(自動分析装置用)

健常人での尿中への血清アルブミンの排泄は通常ごくわずかで1日30 mg以下ですが、腎疾患に際して尿中への漏出が増大するので糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症等の腎疾患で尿中アルブミンレベルは増大します。また発熱、高血圧、うっ血性心不全、尿路感染症などの場合に尿中アルブミンレベルが増加することがあります。
血清アルブミンの測定は、マクロ的にはTIA(免疫比濁法)の測定系が望ましく、富士フイルムワコーシバヤギではラット、マウス、サルについての自動分析装置用 TIA キットをラインアップしています。

特長

  • 測定範囲:マウス/ラット6.17~500 μg/mL、サル2.5~202.5 μg/mL
  • 検体:尿または血清、検体量:6 μL(日立7180)
     ※正常検体の希釈目安は、血清または血漿検体が101倍、尿検体が1倍です。
  • サル・マウス・ラットアルブミンにそれぞれ専用抗体を使用し特異的に反応
  • 汎用生化学自動分析装置で短時間(10分)で測定可能
  • 測定範囲が広く、再現性に優れている
  • 自動分析装置で測定するため手技による影響を受けない
  • 国内メーカーの各自動分析装置のパラメータあり(一部除く)
    ※取扱説明書に、パラメータ表(日立7070,7170,7080,7180)記載。他の装置についてはお問い合わせください。

キット構成

構成品 容量
● 反応試薬1(緩衝液)
● 反応試薬2 [抗(マウス or ラット or サル)アルブミン抗体試液]
● 標準尿中アルブミン溶液(マウス or ラット or サル)
● 標準尿中(マウス or ラット or サル)アルブミン希釈用液
● 取扱説明書 / パラメータ表(⽇⽴ 7070,7170,7080,7180)
18.5 mL / 1本
6.6 mL / 1本
2.0 mL / 1本
4.0 mL / 1本
1部

精度試験

※マウス用、ラット用、サル用 共通

  • アッセイ内変動(5重測定、3検体)
  • 平均C.V.値は10%以下
  • アッセイ間変動(3重測定、3検体、4日間)
  • 平均C.V.値は10%以下

詳細は、富士フィルムワコーシバヤギホームページをご確認ください。

操作法

※マウス用、ラット用、サル用 共通

精度管理

尿中アルブミン測定試薬をご使用の際に測定精度管理用としてご利用いただける、管理血清を販売しています。富士フイルムワコーシバヤギで濃度測定した結果を、添付文書に記載しています。
融解後よく攪拌し、希釈せずにご使用いただけるよう濃度調製しています(凍結融解の繰り返しはできません)。
測定時の精度管理にお役立てください。

製造元コード 製品名 容量 備考
ACMA-021 マウス アルブミン管理血清(TIA用) 1 mL/本 受注生産品:20本~
ACRA-020 ラット アルブミン管理血清(TIA用) 1 mL/本 受注生産品:20本~

※価格・納期等はお問い合わせください。

添付文書例

論文リスト

製品一覧

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