アルカリホスファターゼ(ALP)は肝臓をはじめ、骨、小腸などに広く分布している酵素です。特に骨代謝の研究分野では骨形成マーカーの1つとして用いられています。
本品はp-ニトロフェニルりん酸を基質としたアルカリホスファターゼ活性測定キットで、マイクロプレートリーダーによる多検体測定に有用です。

キットの構成

構 成 品 容 量
(1)基質錠(溶解時-ニトロフェニルりん酸二ナトリウム6.7 mmol/L) 10錠
(2)基質溶解液(2.0 mmol/L塩化マグネシウム含有0.1 mol/L炭酸塩緩衝液pH 9.8) 50 mL/1 本
(3)反応停止液(0.2 mol/L水酸化ナトリウム溶液) 50 mL/1 本
(4)標準液(0.5 mmol/L p-ニトロフェノール溶液) 5 mL/1 本

※マイクロプレート法の場合、測定回数は500回
※基質錠は1錠余分に入っています。

 

測定原理

p-ニトロフェニルりん酸を含む炭酸塩緩衝液(pH 9.8)中で検体を作用させると、検体中のアルカリホスファターゼによりp-ニトロフェニルりん酸はp-ニトロフェノールとりん酸に分解され、生成したp-ニトロフェノールはアルカリ性側で黄色を呈します。この405 nmの吸光度を測定することにより検体中のアルカリホスファターゼ活性値を求めます。

  • 検体として血清/血漿を用いる場合は、採血後なるべく速やかに測定してください。
  • 採取後長期に保存する場合は-35 ℃以下で凍結保存してください。
  • 抗凝固剤のEDTAは負誤差を与えますので使用しないでください。
  • りん酸塩は負誤差を与えますので、混入しないように注意してください。
  • ビリルビン、溶血は測定値にほとんど影響を与えません。
  • 検体を希釈する必要がある場合は蒸留水または適当な緩衝液で希釈してください。ただし、りん酸系の緩衝液は使用しないでください。
  • 試薬は指定された保存条件で保管し、使用期限の過ぎたものは使用しないでください。
  • 直射日光を避けて操作してください。
  • 試薬採取の際、ピペットからの汚染に注意してください。
  • 試薬にはフェノール類および水酸化ナトリウムが含まれていますので取り扱いには十分注意してください。
  • 本品は体外診断用としては使用できません。

●測定範囲:>0.06 mmol/L
●標準曲線範囲:>0~0.5 mmol/L
        (0.5 mmol/L以上の直線性も確認していますので外挿して求めることができます。)
●再現性:C.V.<10 %

 

 

精度試験(アッセイ内変動)

ヒト血清検体 A B
1 0.768 0.383
2 0.761 0.368
3 0.746 0.367
4 0.753 0.378
5 0.739 0.370
6
0.738 0.386
mean 0.751 0.375
SD 0.012 0.008
CV(%) 1.6 2.2

 

マウス血清検体 C D
1 0.503 0.269
2 0.490 0.268
3 0.508 0.263
4 0.485 0.280
5 0.522 0.264
6
0.507 0.281
mean 0.502 0.271
SD 0.014 0.008
CV(%) 2.7 2.9

 

ラット血清検体 E F
1 0.568 0.325
2 0.580 0.324
3 0.571 0.311
4 0.568 0.332
5 0.578 0.332
6
0.580 0.333
mean 0.574 0.326
SD 0.006 0.008
CV(%) 1.0 2.6

単位:mmol/L

再現性試験(アッセイ間変動)

ヒト血清検体

測定日/検体 1 2
0日目 0.735 0.494 0.359 
1日目 0.734 0.489 0.367
2日目 0.733 0.504 0.367
3日目 0.717 0.490 0.350
mean 0.730 0.494  0.361
CV(%) 1.0 1.2 1.9 

 

マウス血清検体

測定日/検体 1 2
0日目 0.489 0.380 0.254
1日目 0.490 0.369 0.240
2日目 0.505 0.387 0.263
3日目 0.489 0.372 0.234
mean 0.493 0.377 0.248
CV(%) 1.4 1.9 4.6

 

ラット血清検体

測定日/検体 1 2
0日目 0.565 0.436 0.325
1日目 0.544 0.433 0.318
2日目 0.601 0.478 0.352
3日目 0.571 0.435 0.323
mean 0.570 0.446 0.330
CV(%) 3.6 4.2  4.0

単位:mmol/L, n=3

添加回収試験

ヒト血清検体

添加量 測定値 回収量 回収率(%)
0.429
0.097 0.527 0.098 101.0
0.197 0.587 0.158 80.2
0.297 0.672 0.243 81.8
0.507 0.866 0.437 86.2


マウス血清検体

添加量 測定値 回収量 回収率(%)
0.284
0.060 0.343 0.059 98.3
0.127 0.399 0.115 90.6
0.251 0.507 0.223 88.8
0.500 0.753 0.469 93.8


ラット血清検体

添加量 測定値 回収量 回収率(%)
0.374
0.060 0.439 0.065 108.3
0.127 0.483 0.109 85.8
0.251 0.598 0.224 89.2
0.500 0.855 0.481 96.2

 

培地:D-MEM/10% Fetal Bovine Serum/1xPenicillin-Streptomycin Solution

添加量 測定値 回収量 回収率(%)
0.022
0.116 0.126 0.104 89.9
0.248 0.247 0.225 90.7
0.383 0.377 0.356 92.7
0.561 0.545 0.523 93.3

※添加時に培地は80%に希釈された状態となります。

単位:mmol/L, n=2

 

希釈直線性試験

測定範囲に入るよう付属の緩衝液で調製後、連続的に緩衝液で4段階希釈し測定した結果。
希釈直線性(ヒト検体)R2は0.9997
希釈直線性(マウス検体)R2は0.9989
希釈直線性(ラット検体)R2は0.9999
希釈直線性(培地(80%):D-MEM/10% Fetal Bovine Serum/1xPenicillin-Streptomycin Solution )R2は0.9977

検体測定(例)

ヒト検体

検体 測定値(mean) SD CV(%)
プール血清、男性 0.556 0.003 0.5
プール血漿(EDTA)、男性 0.070 0.001 1.2

 

マウス検体:CD-1(ICR)、オス、血清

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 0.310 0.013 4.2
No.2 0.453 0.001 0.2
No.3 0.495 0.015 3.0
No.4 0.442 0.013  2.9 
No.5 0.373  0.002 0.5

 

マウス検体:CD-1(ICR)、オス、血漿(ETDA)

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 0.080 0.001 1.5
No.2 0.208 0.008 3.8
 No.3  0.098  0.000  0.1
 No.4  0.059  0.004  6.5
 No.5  0.109  0.001 0.6 

 

ラット検体:SD、オス、血清

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 0.538 0.005 1.0
No.2 0.441 0.010 2.2
No.3 0.357 0.000 0.0
No.4 0.460 0.002 0.5
No.5 0.301 0.011 3.6

 

ラット検体:SD、オス、血漿(ETDA)

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 0.171 0.001 0.7
No.2 0.139 0.007 5.3
 No.3 0.260 0.004 1.4
 No.4 0.205 0.006 2.7
 No.5 0.172 0.002 1.2

 

イヌ検体:ビーグル、オス、血清

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 0.390 0.005 1.2
No.2 0.138 0.000 0.2
 No.3 0.309 0.005 1.7
 No.4 0.311 0.012 3.8
 No.5 0.325 0.002 0.5
No.6 0.293 0.004 1.2
No.7 0.535 0.000 0.0
No.8 0.296 0.001 0.5

 

ネコ検体:Short hair、オス、血清

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 0.200 0.004 2.1
No.2 0.162 0.004 2.2
 No.3 0.217 0.004 1.8
 No.4 0.232 0.003 1.2
 No.5 0.296 0.001 0.3
No.6 0.152 0.003 2.0
No.7 0.393 0.005 1.2
No.8 0.338 0.005 1.4

 

単位:mmol/L, n=2

 

※抗凝固剤のEDTAは負誤差を与えますので使用しないでください。


  テスト スタンダード ブランク
基質緩衝液 100 μL 100 μL 100 μL
試料 検体 20 μL 標準液 20 μL 蒸留水 20 μL
プレートミキサーで1分間攪拌後、37 ℃15分間インキュベート
反応停止液 80 μL 80 μL 80 μL
プレートミキサーで1分間攪拌後、405 nmの吸光度をマイクロプレートリーダーで測定する

 

pdficonLABALP-M1 ラボアッセイ ALP


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ご使用者様からの情報をお待ちしております

 

 

 

酵素法測定試薬 ラボアッセイTM

ALP(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABALP-M1
633-51021
ラボアッセイTM ALP
p-ニトロフェニルりん酸基質法によるアルカリフォスファターゼ活性測定キット
0.0625~0.5 mmol/L 20 μL/ 500回 21,000円

 

Ammonia(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABNH3-M1
633-51761
ラボアッセイTM Ammonia
藤井・奥田法変法
100~400 µg/dL 50 μL/ 700回(マイクロプレート法)
500 μL/60回(用手法)
28,600円

 

Cholesterol(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABCHO-M1
635-50981
ラボアッセイTM Cholesterol
コレステロールオキシダーゼ・DAOS法
50~592.2 mg/dL 2 μL/ 500回(マイクロプレート法)
20 μL/50回(用手法)
21,000円

 

Creatinine(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABCREA-M1
636-51011
ラボアッセイTM Creatinine
Jaffe法
2.5~10 mg/dL 250μL/ 500回(マイクロプレート法)
500 μL/50回(用手法)
28,000円

 

Glucose(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABGLUC-M1
638-50971
ラボアッセイTM Glucose
ムタロターゼ・GOD法
50~500 mg/dL 2 μL/ 500回(マイクロプレート法)
20 μL/50回(用手法)
23,000円

 

NEFA(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABNEFA-M1
633-52001
ラボアッセイTM NEFA
ACS・ACOD法
0.4~1.97 mEq/L 4 μL/ 500回(マイクロプレート法)
50 μL/40回(用手法)
40,000円

 

Phospholipid(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABPLIP-M1
639-51001
ラボアッセイTM Phospholipid
コリンオキシダーゼ・DAOS法
75.0~596.1 mg/dL 2 μL/ 500回(マイクロプレート法)
20 μL/50回(用手法)
26,000円

 


Triglyceride(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABTRIG-M1
632-50991
ラボアッセイTM Triglyceride
GPO・DAOS法
100~888 mg/dL 2 μL/ 350回(マイクロプレート法)
20 μL/35回(用手法)
23,000円

 

GLDH:Glutamate dehydrogenase (自動分析装置用試薬)

シバヤギコード
和光コード
品名 測定範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABGLDH-RA
631-47771
ラボアッセイ GLDH-ラット(Aタイプ) 1~200 U/L(*) 15 μL/ 150回
(日立LAbOSPECT003の場合)
35,000円
LABGLDH-RC
630-48581
ラボアッセイ GLDH-ラット用コントロール 保存温度:-35℃以下
有効期限:6ヶ月
容量:500μL/1本
20本セット
40,000円

*検量線範囲は100 U/Lまです。直線性は200 U/Lまで確認しています。