生体内で産生されたアンモニアは、肝臓の尿素サイクルによって尿素に変換され尿中に排泄されます。
本品は、ペンタシアノニトロシル鉄(Ⅲ)酸ナトリウムを触媒として、フェノール、次亜塩素酸を用いたベルテロー反応を利用した比色法に基づくアンモニア測定試薬です。マウス、ラットおよびヒト血液中のアンモニア量の測定に用いることができます。マイクロプレート法および用手法での測定が可能です。
体外診断用に用いることはできません。

 

キットの構成

構 成 品   容 量
(1) 除たん白試液 溶液 100 mL/1 本 
    タングステン酸ナトリウム    
    リン酸を含有    
(2) 発色試液A 溶液 50 mL/1 本
    フェノール    
    ペンタシアノニトロシル鉄(Ⅲ)酸ナトリウム2水和物
   
(3) 発色試液B
溶液 25 mL/1 本
    水酸化カリウム
   
(4) 発色試液C
溶液 50 mL/1 本
    炭酸カリウム    
    次亜塩素酸ナトリウムを含有    
(5) 標準液
   (NH3-N 400 µg/dL)
溶液 15 mL/1 本
(6) 標準液用希釈液 溶液 20 mL/1 本

※マイクロプレート法の場合、測定回数は700回、用手法の場合、測定回数は60回

測定原理

検体に除たん白試液を加えて除たん白することにより、呈色阻害成分を除去すると同時に検体中の諸酵素を失活させます。この上清に、フェノール、ペンタシアノニトロシル鉄(Ⅲ)酸ナトリウムを加え、さらにアルカリ性としたのち、次亜塩素酸ナトリウムで酸化すると、インドフェノールを生成し青色を呈します。この青色の吸光度を測定することにより検体中のアンモニア窒素濃度を求めます。

全血検体
・血中アンモニアは、採血後室温に放置すると経時的に上昇します。あらかじめ除たん白試液を入れた試験管またはチューブに、採血後ただちに血液を入れ、すぐに混合し、遠心分離してください。
・上清は2 ℃ ~10 ℃または氷水中に保存し、1時間以内に測定してください 。
・抗凝固剤のヘパリン、二重しゅう酸塩は使用しないでください。
・アミノ酸製剤は負誤差を与えますので注意してください。
・血中の各種アミノ酸は測定値に影響を与えることがあります。

測定範囲:100~400 µg/dL

●感度〔用手法〕

・ 精製水を試料として測定した場合の吸光度は、0.010~0.070です。

・ 特定濃度の標準液(アンモニア窒素 400 μg/dL)を試料として測定した場合の吸光度は、0.200 ~ 0.370 の範囲内です。

●特異性

・ 既知濃度の管理用血清を測定するとき、既知濃度の± 35 %以内にあります。

 

精度試験(アッセイ内変動)

 

マウス検体 1
1 88.9
2 83.4
3 86.2
4 86.2
5 86.2
6
83.4
7 86.2
8 80.6
mean 85.1
SD 2.5
CV(%) 3.0

 

ラット検体 1
1 66.4
2 66.4
3 63.5
4 63.5
5 66.4
6
63.5
7 75.0
8 66.4
mean 66.4
SD 3.8
CV(%) 5.7

単位:µg/dL

添加回収試験

マウス検体

添加量 測定値 回収量 回収率(%)
81.8
56.9 142 60.2 106
114 205 123 108
171 247 165 96.8

ラット検体

添加量 測定値 回収量 回収率(%)
77.3
56.9 137 59.7 105
114 188 111 97.5
171 236 159 93.1

 

検体測定例

イヌ血漿(EDTA)検体

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 221  15 7.0 
No.2 186  12  6.2
No.3 216  13  5.9
No.4 202  8.2  4.1
No.5 192  15  7.7
No.6 165  14  8.6
No.7 147  5  3.5
  164  12  7.2

 

イヌ血清検体

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 348 24 6.9
No.2 310 19 6.2
 No.3 437 40 9.1
 No.4 366 1.6 0.4
 No.5 483 42 8.7

No.6

357 12 3.4

No.7

478 37 7.8

No.8

307 22 7.2


ネコ血漿(EDTA)検体

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 197 9.4

4.8

No.2 109

0.14

0.13
No.3 116 4.1

3.5

No.4 147 13

8.6

No.5 135 2.9

2.2

No.6 108 7.6

7.0

No.7 133 5.8

4.4

No.8 170 0.84

0.5

 

ネコ血清検体

検体 測定値(mean) SD CV(%)
No.1 374 11 2.8
No.2 374 5.7 1.5
 No.3 361 28 7.8
 No.4 343 20 5.8
 No.5 247 2.9 1.2
No.6 307 11 3.7
No.7 395 10 2.6
No.8 196 4.2 2.1

単位:µg/dL, n=2

マイクロプレート法

  テスト スタンダード ブランク  
最初の操作はマイクロチューブで行う
除たん白試液 除たん白試液:血液=4:1(v/v)となるように調製。 除たん白試液:標準液=4:1(v/v)となるように調製。 70 μL  
試料  
  よく混合する。遠心分離5000×g、 4 ℃、15分間。以降の操作はウェル内で行う。
よく混合する。
以降の操作はウェル内で行う。
   
  上清 70 μL 混液 70 μL  
発色試液A 70 μL 70 μL 70 μL  
発色試薬B 35 μL 35 μL 35 μL  
発色試液C 70 μL 70 μL 70 μL  
各試薬をマイクロプレートに添加後、プレートミキサーでよく混合し、37 ℃で20分間加温。
よく混合し、室温*で30分間静置。
よく混合し、ブランクを対照として630 nmにおける検体及び標準液の吸光度を測定する。

*室温:20℃~25℃

 

用手法

  テスト スタンダード ブランク  
操作はマイクロチューブで行う  
除たん白試液 除たん白試液:血液=4:1(v/v)となるように調製。 除たん白試液:標準液=4:1(v/v)となるように調製。 800 μL  
   
  よく混合する。遠心分離5000×g、 4 ℃、15分間。以降の操作はウェル内で行う。 よく混合する。
以降の操作はウェル内で行う。
   
  上清800 μLを別のチューブへ移す。 混液800 μLを別のチューブへ移す。  
発色試薬A 800 μL 800 μL 800 μL  
発色試液B 400 μL 400 μL 400 μL  
発色試液C 800 μL 800 μL 800 μL   
各試薬をマイクロチューブに添加後、攪拌(800 rpm、30秒 ボルテックスにて混合)し、37 ℃で20分間加温。
攪拌(800 rpm、30秒)後、30分間水冷(20 ℃~25 ℃)。
攪拌(800 rpm、30秒)後、ブランクを対照として630 nmにおける検体及び標準液の吸光度を分光光度計を用いて測定する。

*室温:20℃~25℃
注:用手法で測定した場合、60 回用となります。

 

pdficonLABNH3-M1 ラボアッセイ アンモニア

 

SDS Japanese  /  English

ご使用者様からの情報をお待ちしております

 

 

酵素法測定試薬 ラボアッセイTM

ALP(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABALP-M1
633-51021
ラボアッセイTM ALP
p-ニトロフェニルりん酸基質法によるアルカリフォスファターゼ活性測定キット
0.0625~0.5 mmol/L 20 μL/ 500回 21,000円

 

Ammonia(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABNH3-M1
633-51761
ラボアッセイTM Ammonia
藤井・奥田法変法
100~400 µg/dL 50 μL/ 700回(マイクロプレート法)
500 μL/60回(用手法)
28,600円

 

Cholesterol(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABCHO-M1
635-50981
ラボアッセイTM Cholesterol
コレステロールオキシダーゼ・DAOS法
50~592.2 mg/dL 2 μL/ 500回(マイクロプレート法)
20 μL/50回(用手法)
21,000円

 

Glucose(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABGLUC-M1
638-50971
ラボアッセイTM Glucose
ムタロターゼ・GOD法
50~500 mg/dL 2 μL/ 500回(マイクロプレート法)
20 μL/50回(用手法)
23,000円

 

NEFA(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABNEFA-M1
633-52001
ラボアッセイTM NEFA
ACS・ACOD法
0.4~1.97 mEq/L 4 μL/ 500回(マイクロプレート法)
50 μL/40回(用手法)
40,000円


Phospholipid(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABPLIP-M1
639-51001
ラボアッセイTM Phospholipid
コリンオキシダーゼ・DAOS法
75.0~596.1 mg/dL 2 μL/ 500回(マイクロプレート法)
20 μL/50回(用手法)
26,000円

 

Triglyceride(用手法)

シバヤギコード
和光コード
品名 検量線範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABTRIG-M1
632-50991
ラボアッセイTM Triglyceride
GPO・DAOS法
100~888 mg/dL 2 μL/ 350回(マイクロプレート法)
20 μL/35回(用手法)
23,000円

 

GLDH:Glutamate dehydrogenase (自動分析装置用試薬)

シバヤギコード
和光コード
品名 測定範囲 検体量/測定回数 希望納入価格
(消費税別)
LABGLDH-RA
631-47771
ラボアッセイ GLDH-ラット(Aタイプ) 1~200 U/L(*) 15 μL/ 150回
(日立LAbOSPECT003の場合)
35,000円
LABGLDH-RC
630-48581
ラボアッセイ GLDH-ラット用コントロール 保存温度:-35℃以下
有効期限:6ヶ月
容量:500μL/1本
20本セット
40,000円

*検量線範囲は100 U/Lまです。直線性は200 U/Lまで確認しています。