原因と対策

●標準曲線が右上がりにならない
全て低い吸光度

  検体は発色している   ⇒標準品の入れ忘れ?
  標準品原液の入れ忘れ?
  標準品原液の取り違え?
  検体も発色していない  ⇒発色試薬の希釈ミス?
  発色試薬の取り違え?
  第二抗体の取り違え?
  第二抗体の入れ忘れ?
  第二抗体の変性,希釈ミス?
 
 全て高い吸光度       ⇒発色試薬の変性(酸化)

●標準曲線が右下がりになった  ⇒標準曲線の添加順序が逆転した

●標準曲線が凸凹になった    ⇒標準品の希釈途中でミスがあった

●標準曲線が右寄りで感度が出ない  ⇒標準品の失活?⇒反応時間を間違えた?

●ブランク(ゼロ濃度)を含めた2重測定の標準品用のウェルのプレート端側の吸光度が内側のものよりも常に高くなる
 ⇒エッジ現象が起きている可能性があります

●一般的注意事項
 標準品の原液を分注するさい先ずヴォルテックスでよく攪拌してください.
 標準液の希釈系列を作製する際,高濃度の標準溶液を採取して緩衝液の入った試験管に入れたら,よく攪拌してから次の操作に移ってください.
 ウェルに分注する前に念のため攪拌してください.